平岡さんは家業を継がなかったら、企業に就職するつもりでしたか?
そうですね、演劇のように「自己表現」することが好きだったので、広告関係の会社に入りたいと思っていました。
だから電通の主催するコンテストに応募したりもしていましたね(笑)
会社勤めをしている昔の同級生たちは楽しそうに働いていると思いますか?
当然ですけど、楽しんでいる人、そうでない人、両方いますね。
人によりますが、仕事を楽しめる人とそうでないの違いは、自分から学ぼとしているかどうかにかかっていると思います。
仕事を楽しめる人は環境に対して、言い訳をしていません。
例えばある理系の友人は、メーカーで商品管理を希望していましが、マーケティングよりの部署に配属されました。
ですが、マーケティングに関わる喜びを見つけ出し、与えられた環境を素直に楽しんでいます。
彼は入社1年半ほどしか経ってませんが、前向きに学びを得て、すでに結果も出しています。
平岡さん独自の仕事を楽しむ工夫はありますか?
私は、人が示すフレームワークを壊してやろうと考えています。
例えば、役者時代はよく用意された台詞よりも良いと思うものを自分で作り上げたりしていました。
それを事前に何日間も練習をすることで、いざ発表のときには劇団のコーチが怒る隙もなく、周囲から拍手喝采を受け認められるようなものに作り込みました。そして、実際、皆から拍手を受けていました。
組織にいたら、出る杭を抑える人、変わったことをするのを良しとしない人がいるかもしれないが、その人たちを超えることのできるような画策をすることって、すごく大事なだと思いますね。
年間100冊のビジネス書を読み、自身でもマーケティングの本を執筆した平岡さんのオススメのマーケティングの本は?
「シュガーマンのマーケティング30の法則」です。
この一冊にはかのシュガーマンの法則が30個も凝縮されているので、どんなビジネスにも何かしら役に立つものが1つはあります。
そして、大事なのは、これらの法則を1つ1つ試してみることです。
このトライ&エラーを出来るだけ素早くやることが大切です。できるなら、同時に試してみることで、さらなる相乗効果が期待できると思います。
今までの人生で一番役に立った本は何ですか?
鈴木大拙さんの「禅と日本文化」です。
私はこれを座右の書としてよく読んでいます。一見ビジネスと関係なく見えますが、逆です。
こういうことを学ぶだけの心の余裕を持て、ということなんです。
禅って何なんだ、っていうことを真剣に考えているビジネスマンは、貧乏にならないを学ぶだけの心の余裕を持つべきだと考えています。
また、この本には、一見ビジネスに関係なさそうな話の中に、実はビジネスに通じる要素が隠されています。
例えば、一つのジャンルに飛び抜けた人間は全てのジャンルに通じる、などの話です。
ですので、この本は特に20代の若い人に読んでほしいです。
平岡さん、本日はどうもありがとうございました。