アメリカのビジネス書からビジネスのトレンドを読み解く
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『 Beyond Buzz 』

Lois Kelly
Beyond
副題 : The Next Generation of Word-of-Mouth Marketing

タイトル訳 :次世代の口コミ

本日、紹介するアメリカのビジネス書は「Beyond Buzz」です。
著者は企業のブランディングを支援するLois Kellyという美人コンサルタン トで、Sun MicrosystemsやFedExなどの有名企業へのコンサルティングを行ってきました.。この本では、口コミマーケティングについて論じています。

どのようなネタを提供すればターゲットとなる消費者の間に口コミを起こしやすいのか?どうすれば口コミの障害となるものに打ち勝つことができるのか? などなど、著者が自身の経験に基づき、興味深い示唆を与えてくれます。 この本の特徴は、WEB2.0などの口コミを広げるための「技術」だけではなく、「技術」によって伝えられる「ネタ」にフォーカスしているところです。
そして、著者は本書で、以下の口コミを起こしやすい「つい喋りたくなる9つのストーリー」を紹介しています。

1.願望と信念(Aspirations and beliefs)人々は願いと信念について聞くのが好きです。とある大企業の社長が「環境問題の改善」を語ることなどがこれにあたります。かつて宗教が最もポピュラーな話題だった理由もこれかもしれないですね。
 
2.ダビデ 対 ゴリアテ(David vs. Goliath) 旧約聖書から引用。弱者が強者を倒すというストーリー。小さな組織が大きな組織に立ち向かうという話は、ずっと昔からあります。  

3.変革(Avalanche about to roll)大きな変化が起ころうとしているとき、人々は、危険を回避するために、新しいチャンスを見つけるために、その変化に関する情報を知ろうとします。書籍のタイトルや新聞の見出しに「○○の改革」「変化する△△」と書いて あると、気になってしまうのはそのためかもしれません。  
4.逆張り論、天邪鬼(Contrarian /counterintuitive /challenging assumptions) 一般的に言われていることや、社会の流れとは反対のことを言うことです。確かに、もしも「TOYOTAの時代は終わった」と唐突に言われたら、つい聞き入ってしまいますよね。  

5.不安(Anxieties) 3の「変革」と似ていますが、この「不安」とはもっと漠然としたものです。「老後の不安」などの話題などがこれにあたるのでしょうか。  

6.個人的な話 (Personalities and personal stories) 人は、他人のプライベートな話や、個人の経歴を聞くのが好きです。他人のブログやmixiの日記をつい見てしまうことが当てはまるでしょう。
 
7.ハウツーやアドバイス (How-to stories and advice) ハウツーやアドバイスなどは、ついつい喋りたくなってしまいますよね。「おせっかい」な人が多いのもこれが理由でしょうか。  

8..派手で華やかな話(Glitz and glam) 芸能人のゴシップ話や、海外セレブの豪華な生活を話題にしたくなってしまうことは誰にでもありますよね。  

9.シーズン限定 期間限定商品、イベントは気になりますよね。誰かについ話したくなります。特に女性は傾向が顕著に表れますよね。

よく考えてみると、つい目がいってしまう広告文やキャンペーン、誰かに話したくなるトピックは、この9種類に属することが多いような気がしますね。WEBマーケティングを駆使して、いかに口コミを起こすか。それがビジネスを左右するという時代に来ているのかもしれません。このような時代だからこそ、どうすれば口コミを起こせるのかを知っているか、知らないかで大きな差がつくでしょう。この本は、販売に携わる人ならば必読の一冊です。

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