『 Results That Last 』

副題 : Hardwiring Behaviors That Will Take Your Companyto the Top
タイトル訳 :不動の業績 - トップ企業に導く行動を浸透させる
さて、今回紹介する本は『 Results That Last 』です。
著者は、医療界を中心に活躍しているコンサルティング会社のCEO、Quint Studer(ウィント・シュトゥーダー)です。
シュトゥーダーは、自身の経験を生かし、物語・事例・簡単なテクニックを用いたコーチング手法を開発した人物です。
シュトゥーダーグループHP
さて、みなさん、この本のタイトルにもなっている“本当に安定した業績”をもたらすものとは何でしょうか?
商品? サービス? 人材?
もちろん、これらは、安定した業績をもたらすためには不可欠な要素です。
しかし、商品やサービスは時代に合わせて改良されていきますし、また、人材は入れ替わっていきますから、安定要素であり、不安定な要素とも言えるでしょう。
著者はこの本で、真に長期に渡る安定した業績をもたらすものとは、“洗練されたリーダーシップ”であると述べています。
「リーダー」ではなく「リーダーシップ」。
常に優秀なリーダーシップが、長期的な成功と利益の鍵となると。
では、リーダーシップをどのように育てるのか?
著者は、最も効果的なリーダーシップが持つ慣例をまず説明し、それらをどのように各グループ・部署・部門に適用し、さらに個人・グループ・組織レベルでのリーダーシップとパフォーマンスの向上につなげるのかを示し、永続して優秀なリーダーを生み出す組織文化の築き方とメカニズム、理念について、この本で述べています。
・従業員と顧客の扱いをそれぞれ一定にするために、リーダーの行動と対応を統一する
・混乱を減らし効率を高めるために、業務プロセスを整合する
・組織目標を、リーダーたち全員に共有させる
・従業員のリーダーシップに対する要求とその実現法を策定することで、従業員のモラル向上と個人の責任増加を図る
・リーダーに組織目標の達成と個人成績の向上をさせるために、客観的評価制度を採用する
など、著者がこの本で明らかにした事例やテクニックは、優秀なリーダーシップと顧客関係・全体業績の大幅な改良を実現すると共に、あなた自身の目標・行動・プロセスに一貫性をもたらします。
業績とは、より良い戦略、より良い従業員と顧客関係、そしてより大きな長期利益のこと。
安定した業績をもたらすには、一部の優れた人材や商品・サービスに依存するのではなく、リーダーシップという企業文化が鍵を握るということを、この本はしみじみと気付かせてくれます。
毎年の業績に波のある企業、また、一部の商品・サービス、スタッフに依存している企業のマネジメント層には、ぜひ読んでもらいたい1冊です。






