人前で話すコツ

● 緊張しない方法とは


緊張しないように準備をすることが大切です。
そもそも緊張の正体は「不安」と「恐怖心」です。
「不安」とは、慣れない環境に置かれている時や想定外のことが起きた時に脳が混乱している状態のこと。
「恐怖心」とは、混乱している脳を制御できていない時に生まれる心理状況なのです。
「緊張しないように準備をする」というと月並みですが、準備とはあらかじめ「慣れない環境、想定外の状況」を想像し、対処策を講じておくことであると言えます。


● スピーチの心得


・トラブルシューティング・マニュアルを考えておく
あらかじめ、高確率で受けそうな質問、起こりそうなトラブル、アドリブが出来なさそうな箇所を洗い出し、回答を準備しておきます。

・徹底的に調べておく
例えば、りんごについて人前でスピーチをする場合、育て方、産地、種類と値段、売上、販売方法、調理法、旬といったところまで調べるなど。

・覚えておくのは「話の流れ」と「固有名詞」だけ
下書きをすべて覚えようとするのではなく、話の流れ(例:現在の課題→過去の失敗→他社の成功事例→自社の強み→これからの方針)を覚えておくとトチリません。
また、固有名詞を忘れたり間違えたりすると聞き手の心証は良くないですし、自分にも恐怖心が芽生えてしまうので、これも覚えておきます。

・思ったこと/思っていたことを言えばいい
会議やスピーチでカッコイイこと、教養のあることを言おう……話ベタの方にとっては首絞め行為です。
話を聞いている人たちは、胸を打たれる名文を求めていないので安心してください。

・長文よりも、印象に残る「決めの1行」を
長文は人の印象に残りません。名スピーチを目指さず、ガツンと印象に残る「一行」を考えましょう。印象に残る言葉の特徴は3つあります。

(1)化学反応が起こる言葉の組み合わせ
象的な言葉と具体的な言葉が用いられている。
例:「私は、自分が『経験』という牢屋に閉じ込められていたことを理解しました(東京造形大学学長 諏訪敦彦さん)」

(2)具体的な数字
例:「本田技研の全力を結集して栄冠を勝ちとろう、本田技研の將來は一にかかつて諸君の双肩にある(本田宗一郎)」

(3)たくみな比喩
例:「人の命は地球より重い(福田赳夫元首相)」


● ふるまい


・一人ひとりの目を見る
チラチラ見るのではなく、じっと見るのがいいのです。脳みそに1対1になったと暗示をかけます。

・大きな声を出しておく、出す
のどを開けると声が通りやすくなります。

・胸を張る
目線が数センチあがると自分が大きくなったと思い込み、自信が生まれます。
周りの人がたくさんいて、部屋や会場が大きく見えた時はとくに意識するといいでしょう。




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