Web2.0という言葉が登場してから2年半が経ち、ビジネストレンドに敏感な人なら、Web2.0というキーワードを見ない日はないというぐらい飛び交う言葉となりました。
Web 2.0の大家として知られるTim O'reilly氏の論文「What is Web 2.0」によれば、情報の送り手と受け手が固定され、送り手から受け手への一方的な流れであった従来の状態が、送り手と受け手が流動化し、誰でもがウェブを通して情報を発信できるように変化した。この変化を象徴する語として、変化後の状態を「Web 2.0」、それに対応する形で従来の状態を「Web 1.0」と特徴付けています。
さて、そんなWeb2.0の概念が普及してきた今日この頃ですが、その先、Web2.0の先を『そろそろWeb3.0』という本で大胆に予測してみました。
『そろそろWeb3.0』では、Web3.0を大きく2つの概念として解説しています。
1つは、Web3.0により「あらゆる境界線がなくなっていく」ということ。そしてもう1つは、Web3.0により「本当の集合知が実現する」ということです。
「あらゆる境界線がなくなっていく」というのは、例えば今話題のセカンドライフが進化し「バーチャルとリアル(現実)」の境界線がなくなっていくということもあるでしょうし、また、海外のホームページにアクセスし、日本語で不自由なくショッピングができるというような「国境」「言語」「通貨」の境界線がなくなるということです。
もう1つの「本当の集合知が実現する」というのは、インターネットの普及で世界中の人々が様々な情報を入手したり発信したりできると言われていますが、世界人口で見るとインターネットにつながったコンピューターにアクセスできる人、またそれらを使いこなせる人というのは、せいぜい10%の人々であり、その10%の人々により形成されているのが現在の集合知です。本当の集合知とは、残り90%の人々に向けたITリテラシーの向上やブロードバンド環境の拡大という働きかけにより実現していきます。ネット上で完結していたWeb1.0、Web2.0の世界から、Web3.0の世界はより現実の生活に密接してくることでしょう。
Web3.0が、コミュニケーションの壁を破壊する。そして社会も変わりビジネスも変わる。
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