『石油&穀物メジャー』大儲けのカラクリ
[週刊プレイボーイ]
石油や穀物価格の高騰が、連日の様にニュースを賑わせていますね。これら一次品の値上がりは、世界中の景気に大きな影響を与え、日本の景気は下降局面に入りかけているそうです。今はどの企業も、非常に苦しんでいるのですね。しかし、そんな厳しい状況の中で、大儲けしている企業もあるのです。今週の「プレイボーイ」(集英社)特大合併号の、「ビンボー人は知らない『石油&穀物メジャー』大儲けのカラクリ」では、莫大な利益を出す石油、穀物メジャーのビジネスの手法が紹介されています。
石油価格が2倍になれば、単純に利益も2倍になる石油メジャー。一部の企業は、需要増による価格上昇の恩恵を被るだけでなく、証券会社並みのトレーディングルームを社内に備え、自ら投機マネーを操っているそうです。原油価格を自ら吊り上げ、それによって自社の利益を高めているのだとか。
穀物メジャーも同様の手法を使っているのです。メジャーは基本的に穀物の売り手ですが、彼らは別会社を作って、穀物市場に投機マネーを流入させているそうです。非常に巨大な供給側でありながら、自身も買い手となり、穀物価格を吊り上げているのです。
世界には、石油や穀物の価格上昇が死活問題となっている人がたくさんいます。それなのに、供給側が投機によって莫大な利益を生み出しているのは、おかしなことなのではないでしょうか。需要が増えて価格が上がるのは仕方がないでしょう。
しかし、一部の企業が莫大な利益を得るために、人工的に価格を吊り上げる様な行為は、許されてはいけないと思います。
投機マネーが流動性を支えている、という声もよく聞かれます。けれども、株や証券ならばともかく、人々の生活に直結する石油や穀物への投機は、やはりある程度規制されるべきなのではないでしょうか?
吉田隼人




