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「ヒーロー映画」今夏のテーマは親子の絆

[読売ウィークリー]
マガ出典雑誌/日曜日、少しばかり早起きしてTVのスイッチをつけてみる。のんびりムードの旅番組もシリアスモードの報道番組もスルーして、選ぶチャンネルはテレビ朝日系列。すると部屋中に響き渡るどこか昔懐かしい音楽、そして爆撃音。画面の中では、子どもの頃目を輝かせながら見つめていた憧れの人々とそっくりな(けれど微妙に違う)正義の味方たちが大暴れをしていて――。"スーパー戦隊シリーズ"、"ライダーシリーズ"の話である。

かつて少年だった貴方ならば、一度は見たことがあるだろう。明らかに人以外の何かによって作られたハイテクスーツに身を包み、単独もしくは集団で悪の地球外生命体と闘うヒーローが登場する特撮物を。
それではここ最近、夏休みごとにこの二つの特撮が映画化され、同時上映されていることをご存知だろうか。現在の戦隊ヒーローは『炎神戦隊ゴーオンジャー』、そしてライダーは『仮面ライダーキバ』。どうやら今年はこの二作品が「絆」というテーマで映画化されたらしい......というのが記事の概要だ。

昔のヒーローと今のヒーロー、最大の相違点はどこかと聞かれたらやはり「大人でも楽しめるドラマ性」ではないか。もちろん、この手のヒーロー系特撮物の最たるターゲットは子どもたち。けれど、その子どもたちを映画館まで連れて行くのは保護者たちだということを念頭に入れると、親ウケも番組ヒットには外せない条件なのだろう。特に劇場版の「絆」というテーマは、前回のライダー『仮面ライダー電王』で主人公と仲間達の友情を描いたところ大ヒットした、という背景の下設定されたという。

ちなみに「二世代で楽しめる」点は、物語だけでなく主題歌にも表現されているとか。なつかしのグループサウンズ風、と表現され、けれど子どもにも理解できるような「わかりやすさ」を追求したゴーオンジャーの主題歌は売れに売れているらしい。

せっかくの日曜日に早起きはちょっと......という貴方も、劇場版なら大丈夫。今年の夏は、大人の目線でヒーローを楽しんでみては。
當間 光沙
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