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仁義なき『敵対的集団ヘッドハンティング』が企業を襲う

[プレイボーイ]
マガ出典雑誌/「集団ヘッドハンティング」って皆さんご存知ですか? 一般的なヘッドハンティングというのは、ある企業がライバル企業の優秀な社員一人を引き抜くことです。しかし、「集団ヘッドハンティング」では、ライバル企業の優良部門の社員を丸ごと引き抜いてしまうのです。企業買収ほどの資金は必要無いものの、引き抜く側の企業は大きな費用対効果が得られる手法として注目されているそうです。今週の「プレイボーイ」(集英社)の「仁義なき『敵対的集団ヘッドハンティング』が企業を襲う」では、その詳しい実態が紹介されています。

 記事には36名もの営業部員がヘッドハンティングされた例が紹介されていて、その手法は大胆かつ巧妙。まずはスカウトマンが、目をつけたある企業の営業部隊を率いる人物に接触し、一千万円以上の報酬とターゲットの部下に用意する破格のポストを提示します。さらに二度目の交渉ではその待遇を保証する念書を用意し、一気にターゲットの心を引き込み、彼とその部下を含めた36名もの社員を引き抜いてしまったそうです。しかもこうした交渉は全て秘密裏に進められ、引き抜かれる側の企業はほとんど何も気づかないのだとか......。

 転職が普通になってきたとは言え、ついこの前まで終身雇用が当たり前だった国だとは思えませんね。この「集団ヘッドハンティング」、外資系証券会社などごく一部の企業では以前から行われていたそうですが、最近あらゆる業種に幅を広げてきたそうです。日本企業では有能な人がその能力に見合った待遇をされず、不満を持っていることが多いと聞きます。「集団ヘッドハンティング」がもっと一般的になることで、企業は自社の有能な社員を引き抜かれない様に、社員の待遇を改善していくでしょう。引き抜かれた側の企業が致命的状況に陥る等の問題点はありますが、「集団ヘッドハンティング」が日本企業の社員待遇改善の一助になるかもしれませんね。
吉田隼人
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