沸騰するロシア経済
中国、インドの経済成長が脚光を浴びる中、両国に匹敵する注目を集めている国、ロシア。豊富な天然ガス、石油資源を持つこの国は、日本人が苦しんでいる原油高を追い風に、年率7%を超える成長率を遂げています。今週の「週刊ポスト」(小学館)の「団塊マネーもファンドに殺到!『沸騰するロシア経済』」によると、今、ロシアへの投資熱が急激に高まっているようです。日本では今、ロシア関連の投資信託が人気を集め、資産総額は4000億円を超しています。ロシア関連の投資信託の最大手、「ドイチェ・アセット・マネジメント」の「ロシア東欧株式ファンド」は設定以来、約2年で30%を超えるアップを記録ました。同社の投資セミナーには、500人の定員に対しその10倍近い応募があります。その中心にいるのは、団塊世代を初めとした熟年層だそうですよ。同社の松元氏曰く、もともと超大国のロシアは、原油価格が現在の半分になったとしても、4~5%の経済成長が可能なのだとか。これだけ注目が集まるのも頷けますね。
この様にいわゆる「新興国」の経済成長は、投資のチャンスとしてしばしば好意的に取り上げられますね。もちろん、この様なチャンスに他国に積極的に投資するのは良いことです。しかし、日本が外国人から「投資したい国」とは思われていないことに、もっと危機感を持つべきなのではないでしょうか? 日本人は他国に対する投資には積極的でありながら、日本の企業が外国資本を受け入れることを嫌い、閉鎖的な態度を取る傾向があります。その結果、外国人からは投資がしにくい国であると思われ、せっかくの成長、変革の機会を逃してしまっています。これは、経済成長のためには他国の投資を積極的に呼び込む、という世界の常識からは大きく逸脱しているのです。
人のふり見て我がふり直せ、という言葉がありますが、今の日本は現在のロシアを見習って、「投資したい国」を目指すべきなのではないでしょうか?






