今週の気になるマガジンレビュー
ちょっと気になるトレンドを、編集部がピックアップ。おもしろ・まじめに語ります

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2008年3月 バックナンバー

2008年3月 5日

大人の恋の最新スタンダード

[an・an]
マガ出典雑誌/亀梨君の表紙に惹かれ読んでみたan・an、今月の見出しは非常にキャッチー。ずばり、『大人の恋の最新スタンダード』。恋愛に基準があるの!? と、「標準」や「無難」に流されがちな我々は焦ってしまうわけだが、そんな民俗学はちょっと横に置いておいて、今回はこの特集の中から気になった一項目をご紹介。

「新・オトコ選びの落とし穴大研究」――そう名付けられた見開きのページでは、ご存知だめんずウォーカー・倉田真由美と、自称恋愛マスター・西川史子が、最近現れた新種のだめんずについて語り合っている。 どうやら近頃は「見栄っ張り、ヒモ体質、軽薄男」といった定番だめんずに、+α(そんなもの全く欲しくないが)が付加された新型だめんずが増えてきているらしい。 それでは、新種のだめんずを並べてみよう。

①マメなだけの悪知恵系ブサイク ②高収入な女に寄っていく甘え体質年下男 ③色んな女にいい顔する男 ④見た目も台詞も軽い男 ⑤自己チュー束縛男

それでは、どうすればこんなだめんずたちに騙されずにいられるのか。このページの核心とも言うべき答えは、実にシンプル。それは、「生理的な感覚を信じる」こと。 曰く、女性は第一印象で男の良し悪しをしっかり見分けられているんだそうだ。しかし、初めがマイナスであればあるほど、その後のプラス行動(マメにメールをくれる、甘い言葉をくれる、など)が輝いてくる。その頃には、第一印象なんて忘れてしまう。

......ということは、なんだ。少女漫画にありがちな、「第一印象サイアクだけど、どうしてか段々惹かれていった」は、まんまとだめんずに引っかかる純情少女の図ってこと? じゃあこの間見た『耳をすませば』(再放送)は......いやいや聖司君がだめんずなわけが!(泣)

とりあえず、この記事を読んで少しでもどきっとした貴方には、今すぐ彼女の下へ走って両手をついて懺悔することをおすすめする。
當間光沙

2008年3月25日

日本経済究明マニュアルThink!Think!Think!

[週刊文春BUSINESS]
マガ出典雑誌/「ワークライフバランス」って最近よく聞きますよね。仕事とプライベートとのバランスを取り、人生を充実させようという考え方です。働きすぎによる過労死や、家庭の崩壊などが社会問題となっている今、注目されています。しかし、「週刊文春ビジネス」の「日本経済究明マニュアルThink!Think!Think!」に紹介されている丹羽宇一朗さんは、そんな最近の風潮に異論を唱えています。

丹羽さん曰く、日本人の迫力、気力、情熱が最近非常に萎えてしまっているそうです。特に中国、ベトナム、インド等新興諸国のビジネスマンたちに比べると、その差は歴然としているのだとか。今の日本人は、世界で一番怠け者になりつつあるという指摘もされていて、丹羽さんの指摘は厳しい限り。この様な状況を変えるには、日本人がもっと仕事をして自分を磨く必要がある、と丹羽さんは語っています。

仕事ばかりしていても人生は充実しない、プライベートの時間を多く取りたいという考え方も理解できます。でも、仕事は適度にして、生活しているだけのお金が手に入ればそれで良い、という考え方は少し寂しい気がします。年を重ね家族ができて、自分一人の体では無くなってからは、確かに仕事ばかりではいけないでしょう。せめて他に顧みるものがあまり無い若い頃には、丹羽さんの言うとおり夢や情熱を持って、徹底的に仕事をしてみるのも良いのではないでしょうか? 人生で体力も気力も一番ある年頃にガムシャラに働けば、後々の人生の大きな財産になると思います。

若い頃頑張って働いても報われるとは限らない、だったら適当に仕事した方が賢い、などと言う前に、今ある仕事を全力で片づけてみてはいかがでしょうか。......なんてことを思いながらダラダラ記事を書いている私は、若さあふれる二十歳の若者です。(反省)
吉田隼人

2008年3月28日

さくら満開!

[週刊現代 ]
マガ出典雑誌/ちらほらと、桜の花が咲き始めた。異常気象による開花時期のブレに不安はあるものの、やはり日本人ならば無条件でこの時期は心が躍るものではないだろうか。
そんな桜が思う存分味わえるのが、今回紹介するこの企画。巻頭カラーで様々な種類の桜を見ることができる。

07'「全国カレンダー展」経済産業大臣賞を受賞したこともある丹地保堯さんの写真は、迫力満点。背景と花のコントラストが鮮明で、写真ながらうっとりしてしまう。全国各地の様々な種類の桜が掲載されているから、これはもう是非とも手にとって見てみてほしい。
「紅色の滝」と例えられたしだれ桜から始まり、一番メジャーなソメイヨシノ、素朴な山桜に、道端に咲いた彼岸桜、散った様子を名付けた松本城の「花筏」など、充実のラインナップ。夜桜もプロが撮るとなんとも美麗に写るものなのだ。

この企画の冒頭には一つの和歌が添えてある。
『世の中に 絶えて桜の なかりせば 春のこころは のどけからまし』
(世の中に全く桜が存在しなかったならば、春の私の心はのどかでいられただろうに)
詠んだのは平安時代の歌人、在原業平。桜の花があるせいでいつもそわそわ落ち着かないという、桜独自の魔性を詠った有名な和歌だ。
日本の国花に選ばれるだけあって、桜をモチーフにした作品や逸話は多い。平安当時は「花」といえば桜のことだったというし(ただし、今のようにソメイヨシノではなく山桜を愛でていた)。ちなみにあの有名な逸話、「桜の根元には死体が埋まっていて、花はその血を吸ってピンクに染まる」を作ったのは梶井基次郎という説が有力だそう。

どうだろう。今年は敢えて桜の魔性に惑いながら、日本人に生まれたことを感謝する、というのは。
當間 光沙