今週の気になるマガジンレビュー
ちょっと気になるトレンドを、編集部がピックアップ。おもしろ・まじめに語ります

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2007年12月 バックナンバー

2007年12月19日

書く!技術

[日経WOMAN]
マガ出典雑誌/書く。紙に手でボールペンや鉛筆を使って「書く」、パソコンの画面にキーボードを使って「書く」、ケータイのディスプレイにボタンを押して「書く」……手段や道具は違えど、書くという行為は人間の生活と切っても切れないほど密接に関わっている。 幼い頃からごく自然に行なってきたこの「書く行為」をここらで一つ見直して、なりたい自分に近づくための糧にしてみませんか? というのが今回紹介する特集。

「スケジュールを書いて時間管理の達人に」、「日誌を書いて夢をかなえる力をつける」、「書くことによって不安を解消する」、「ブログを書くことでチャンスを広げる」、「高感度アップの技アリ文書」などなど、一口に書くといってもそのアプローチの仕方は様々。全部やってる人は相当な『書き魔』(造語ですが)な気もするけれど。 ところで、これらの項目を分類してみると「仕事に使える『書く』」と、「メンタルバランスのための『書く』」の二つに分けることができる。男性向け雑誌なら前者のみで特集終了になってしまいそうなところだが、どちらかというと後者に重きを置いているのが女性のための記事だと改めて思う所以だろう。なんでも、「女性は書くことに対して几帳面」なんだそうで、書くことによる成果も感じやすいらしい。

つまり、だ。 男性も意識的に、しっかりとアウトプットしていけば、書くことによるメリットを享受しやすくなるということではないだろうか。「考えを書き出すためには、頭の中で物事を整理する必要がある。そのため、書くこと自体が物事を客観的に見る機会を与えてくれる」。そう言うのは精神科医の和田秀樹氏。さらっと走り書きするのではなくて、考え、まとめ、書くというステップを一つずつ踏む必要がありそうだ。

最後に、書くことによる成功例を一つ。『いつまでもデブと思うなよ』の著者である岡田斗司夫氏、彼は食べたもの全てを書き続けることで自分の摂取したカロリーを視覚的にチェックし(そして反省し)、50キロも減量した。

書くこと。試してみる価値はあると思うのだけれど。
當間 光沙

2007年12月11日

ヘルパー・福祉士月15万円の過酷現場

[AERA]
マガ出典雑誌/「子ども笑うな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの」なんて言葉がある様に、どんな子供でもいつかはお年寄りになります。今はまだ若いと思っていても、いつかは介護が必要になることでしょう。そんな時に頼りになるのがヘルパーや福祉士ですが、彼らの職場環境は極めて劣悪な様です。今週の「AERA」(朝日新聞社)の「ヘルパー・福祉士月15万円の過酷現場」では「介護のプロ」たちの過酷な現実が紹介されています。

驚かされるのが給与の低さです。職歴4年以内の介護職の平均給与は月額16万6800円。国家資格である社会福祉士や介護福祉士を持っているにも関わらず、高卒の初任給レベルの低さとなっています。介護職を目指す人の多くは、「人の約に立ちたい」という精神面の充実を仕事に求めていて、給与は人並みの生活ができる範囲で良いと考える人が多いそうです。しかし、現状の給与では「人並みの生活」もままなりませんね。さらに、介護保険導入で施設は増えたものの、報酬が低いため社内整備に投資ができず、職場環境は改善されません。更には介護利用者の家族との人間関係で悩む人も多いのだとか。こうした様々な問題を抱える介護業界は、離職者が相次いでいるそうです。

少子高齢化が進む中、介護の問題は避けて通れません。こうした問題の解決にこそ国がお金を出すべきでしょう。介護事業を行う会社に補助金を出す、国が就労環境の整った介護センターを作って人を雇う、等といった形で援助をすれば、現状よりは良くなるのではないでしょうか。利益を出さなければならない民間では、末端で働く人々の給与アップや職場環境の改善までは中々手が回らないでしょう。国がやることは非効率、サービスが悪い等と言われますが、儲からないが絶対に必要とされる介護の様な事業こそ、国が行うべきなのではないでしょうか。
吉田隼人

2007年12月 6日

モノナビ

[日経エンタテインメント]
マガ出典雑誌/12月に入り、今年も残すところ30日を切った。さて、じゃあ最後の仕上げに民営化した郵便局に行って年賀状を買って、忘年会に備えて二日酔い対策のウコンでも用意して、年越しの準備でも……ってちょっと待って!! なんか忘れてない? 街に出れば色とりどりの光がピカピカキラキラ。必要以上に電飾された木々や電柱が視界を眩しく照らし、あちこちの店から流れ出す鈴の音交じりの軽快なメロディが人々の心を弾ます。そう、クリスマスだ。 というわけで、今回紹介するこのコーナーでは、クリスマスにあげたい、もらいたい、プレゼントを特集している。 男性向けは時計、女性向けはジュエリーなのだが、ラインナップがちょっと面白い。この中に掲載されているものは、全てドラマや映画で実際に使われたものなのだ。

彼女へのプレゼントを考えあぐねている男性諸君のために、今回は女性向けプレゼントのジュエリーに注目。 見開きページ中、1ページ丸まる使って紹介されていたのが、ドラマ「働きマン」の松方弘子が使用しているジュエリー。スタイリスト曰く、松方のファッションは「服装はシンプル、ジュエリーで変化をつけている」んだそうで、紹介されているジュエリーもちょっと癖のあるものが多い。ネックレスを2本以上重ねづけしたり、本来は2連にするネックレスを敢えて1連でつけたりして、松方弘子らしさを作り出しているという。

ある程度服装が制限されている会社でも、アクセサリーは比較的自由度が高いファッション分野。女性がプレゼントされたいもの第一位にランクインされていることもあって、クリスマスにあげるものとしては一番無難かもしれない。 けど気をつけたいのは「自分は彼女の好みを把握できているか?」ってこと。アクセサリーで「らしさ」を出したいのは、松方を作り出すスタイリストだけじゃない。女なら誰しもが自分らしさを考えつつ装飾品をつけるのだ。

ってことはやっぱり……ピカピカ光る街に、一緒に買いに行くのが一番ですかね。
當間光沙

2007年12月25日

わが社の『プロジェクトV字回復』

[週刊現代]
マガ出典雑誌/景気回復と言っても、中小企業にはまだまだ厳しい状況が続いているようですね。「ウチの会社も厳しいみたいだし、将来が心配だなあ……」なんて思っている人も多いのではないでしょうか? でも、不況、苦境に立たされながらも、頑張って業績を伸ばした企業が日本にはたくさんあるのです。「週刊現代」(講談社)の「わが社の『プロジェクトV字回復』」には、苦難を乗り越えた逞しい企業戦士たちの活躍が紹介されています。

最近、“若者向けの健康に良い酒”として人気が高い「ホッピー」を作っている「ホッピービバレッジ」は、97年に過去最低の8億円台にまで売り上げが低迷していました。この年に入社した石渡(現副社長)は、現場との徹底的なコミュニケーションを行い、「ホッピーを売ろうとする気がまったくない、ホッピーを飲むこともない」社員たちの意識改革に成功。07年3月期には過去最高の23億円という売り上げを記録したそうです。

他にも、30年以上前にコンビニ時代の到来を察知、専務の松尾氏が駄菓子屋からコンビニへの販売チャネル切り替えを行った、「チロルチョコ」で知られる「松尾製菓」。エディターの鈴木氏の活躍で29ヶ月連続売り上げアップを達成した「ロフト」等が紹介されています。

これら「V字回復」を成し遂げた企業に共通するのは、たった一人の有能な社員の存在です。周りに反対されようが、厳しい態度を取られようが、断固たる決意と優れた能力を持った社員が企業を復活させるのです。先に紹介した「ホッピービバレッジ」の石渡も、「『ホッピーをもっと愛そうよ』と熱く語っても社員は引きまくり」だったそうですよ。でも、「ホッピー復活」にかける強い意志が、業績回復に導いたのです。

「ウチの会社ヤバいなあ……」と思っている人も、一度覚悟を決めて本気になってみませんか? 会社を「V字回復」に導く救世主はあなたかもしれませんよ。
吉田隼人