決定版整理術
[日経ビジネス Associe]
仕事をする人間に必要な「片付けの原則」は、一つしかないらしい。それは、「必要なものを必要な時だけ、確実に取り出せるようにする」こと。今回紹介する特集『決定版 超整理術』の冒頭には、そんなことが至極シンプルに書かれていた。というわけでこの特集では、様々な企業で働くビジネスパーソンたちが実践している整理術の実例やテクニックを紹介している。
必要なものを必要な時だけ――簡単なようで実に難しい。まあ、できない人が多いからこその特集だろう。
以前ここのコーナーで、『日経WOMAN』に掲載されていた片付け術的な記事を取り上げたけれど、今回は男性向けなだけあって特集内容がよりビジネスライク。
興味を覚えたのは、保存方法にデジタルとアナログの二種類があること。当然といえば当然なのだが、声高にITと叫ばれている現代社会で「アナログ」と聞くと、一瞬「不便そう」と思ってしまうのも確か。
しかし整理のプロたちはそんな不安をもろともしない。誰もが一度は文房具屋で見かけたことがあるであろうクリップ・付箋・ラベル・等を用いて、素晴らしい資料倉庫を作り出してしまうのである。
これに関連して、「思考の整理は必ずアナログ(紙)で行なう」というケースも紹介する。「人間の思考は頭の中で練るだけでは、なかなか深化させることができない」んだそうで、この方法を紹介するボストンコンサルティンググループの菅野氏は顧客ごとに全ての情報を網羅したノートを作るという。
そういえば学生時代の試験前、貰った資料を引っくり返して教科ごとにまとめノートを作り、それを読んで覚えて試験勉強してたっけなあ……。貰ったプリントはファイリングして、資料集コピーしてノートに貼り付けたりして。
パソコン上での資料の整理に頭を抱えるそこのあなたも、どこか懐かしい(?)アナログ整理なら、意外とうまくいくのかも?
當間光沙




