ザ・中学受験
[週刊現代]
中学受験が今ブームの様ですね。私が小学生の頃は、中学受験をする人はクラスでも2、3人しかいませんでしたが……。卒業式に出られなくて可哀そう、なんて思っていましたっけ。今週発売の「週刊現代」(講談社)の「ザ・中学受験」には、現代の中学受験検事情が克明に書かれています。07年の首都圏では、小学6年生の6人に1人が私立受験をしたそうです。東京は私立受験が特に多く、私立中に通う生徒の比率が25%を占めています。更に大阪も私立中学生の占める割合が10%を超えています。都市部の私立志向が、ここまで強くなっているとは驚きですね。
私立中学は様々な特色があり、入学直後の合宿、海外でのホームステイや修学旅行は珍しくありません。更には、英語の弁論大会や合唱コンクールを開催しているところもあるのだとか。有名な進学校でも、開成は硬派で、麻布は制服もなく服装も自由……等々個性豊かです。どこでも似た様な公立中学とは大違いです。
クラスメイトのほとんどが同じ中学に進んでいた時代も、今は昔の様ですね。みんなが同じ様な勉強をして、同じ様な経験を重ね、同じような学校に進む……。今までの日本ではそれが当たり前でした。
それは社会が同じような人間を求めていたからです。でも、その様な時代はもう終わったと思います。
月並みな言い方ですが、世の中では今、個性的な人間(最低限の常識があるのが当たり前ですが)、とび抜けて優秀な人間が求められているんじゃないでしょうか。教育格差が生まれる、教育が商売になる、等の批判も聞かれる私立受験ですが、時代の流れを考えれば当然のことだと思います。
小学生が進学先に悩む、そんな姿も当たり前になる時代が来るのかもしれませんね。
吉田隼人




