数学に強くなる「折り紙」遊び
[プレジデントFamily]
スペースシャトルに、折り紙のアイデアが使われている。そう言われて、どんなものなのか想像がつくだろうか。 普段はコンパクトに畳むことができ、平面の端を引っ張ることによって畳んであった巨大な平面を展開することが出来る。スペースシャトルで太陽電池のパネルを宇宙空間上に広げるために使われる、『ミウラ折り』と呼ばれる折り方は、1970年に東京大学名誉教授である三浦公亮博士の考案した折り畳み方だ。 血管を形状記憶合金を使って物理的に押し広げ、動脈硬化などの治療に用いる医療器具『ステントグラフト』など、折り紙の原理を利用し、同じものでも複数の形状を持たせることの出来る技術がある。
だが、折り紙と言われても、どんな風に折ったらよりコンパクトに折り畳んだりすることが出来るか、想像が付くだろうか? この記事では、折り紙の論理を数学的な考え方と結び付けて説明している。折り紙は、算数の計算と同様に、脳、特に左脳の働きを活発にし、空間の把握力を高めるという。
記事の中には、一般的に知られているよりもずっと不思議で算数的な折り紙の問題がいくつも紹介されている。簡単なものから始まって、どうなっているんだ? と頭を抱えたくなるものまで。詳しい解説もついているので、図だけじゃ分からない! という人も楽しめると思う。折り紙に親しんで居ない人には想像も付かない、『曲線の折り目』を使った美しい形状の『バラ』写真を見て面白いと思ったら、ぜひ挑戦してみて欲しい。
と言っても、折り紙で立体的な思考力、数学の論理、と言ったところで『数学なんて、自分には関係ない』と思ってしまう人も多いと思う。だが、理系の人間に限らず、プレゼンなどにおいて、想像の難しい観点からでも思考し、論理的な話の展開をするといった『左脳的な』力は少なからず多くの人間が必要としている能力だろう。
ぜひ、同僚や仲間とわいわい左脳を使う『折り紙』というゲームを楽しんでみて欲しい。
野中 潔




