『食の安全』
[クーリエジャポン]
北海道に行った友人が買ってきてくれた「白い恋人」は大丈夫だったかな……。ミートホープ社の挽き肉偽装事件が一段落した後も、「食の安全」について何かと話題になりますね。もちろん、「食の安全」が騒動となるのは日本だけではありません。今回ご紹介するのは「COURRiER Japon」(講談社)の、日本でもちょっと昔に物議を醸した遺伝子組み換え食品に関する記事です。記事によると、06年にアメリカで遺伝子組換え米が商用の米に混入していることが次々と発覚したそうです。この事実が報道されると、アメリカの米の価格は大きく低下し、欧州は米国産の米の輸入を停止。日本やイラクなどの各国も米国産米に対する厳しい検査を要求し、アメリカの米業界を揺るがす事態になりました。遺伝子組み換え食品のことを「生きた公害」と呼ぶ人もいるのだとか。
また、中国では外資系食品メーカーが菓子に遺伝子組み換え食品を使用していて、一部の環境保護団体の批判の対象になっています。
世界各国で騒ぎを起こしている遺伝子組み換え食品ですが、本当に使用してはならないのでしょうか?
私は、未来のことを考えると、積極的に使用すべきだと思います。食糧危機はこれからさらに深刻になると言われていますが、耕地の面積には限界があります。遺伝子組み換え技術を駆使して作物の収穫量や栄養価を高めていかないと、多くの人々が飢餓に陥るのではないでしょうか。そもそも、人類が自然の中で暮らしていた時にはあり得なかった、ありとあらゆる食品が手に入るようになった時代に、完全に安全な食品を求めるのも難しいと思います。これだけ豊かな食生活を維持したいのであれば、ある程度自然の摂理に反することはしなければならないのではないでしょうか?
まだまだ解決しなければならない問題は多いようですが、もっと広く使える様になってほしいものです。まあ、段ボール入り肉まんよりは安全なのではないでしょうか……多分。
吉田隼人




