『天下り全データ2万7882人』を読んで
[週刊ダイヤモンド]
「規制緩和」「官から民へ」などと最近よく耳にしますが、なんだかんだ言って日本はまだまだ役人天国なようですね。今回ご紹介するのは「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社)の『天下り全データ2万7882人』。この特集では官僚の天下りの実態を、数々のデータを用いて検証しています。それにしても官僚の皆さんは本当にやりたい放題です。天下り先の九割を占めるのが「非営利法人」なんですが、『本当にこんな法人必要なの?』と思ってしまうものばかり。例えば「四国運輸協会」は、全役員の九十パーセント以上を天下りの役員が占めていて、実際に働いているのは一人か二人という団体です。さらには「日本躾(しつけ)の会」なんていう財団法人もあるんですよ(笑)。こういった活動実態がほとんど無い団体でも国から多額のお金を受け取っていて、全然働いていない官僚たちにお金がたくさん入ってくるんです。
それにしてもうらやましい……いやいや、腹立たしいことですね。何年も前から問題となっている官僚の天下り。いったいどうすれば解決できるんでしょうか。勉強不足のためあまり難しいことは申し上げられませんが、私は有能な官僚の給料をもっと上げればよいと思います。昨今話題となっている「成果主義」を官僚の世界にも導入してはいかがでしょうか。有能な官僚には、天下り先で手に入るお金など霞んで見えてしまう程の給料をあげてもいいと思います。それこそ年俸を何十億と払っても良いでしょう。もともと優秀な人たちですから、相応の報酬があればすごい力を発揮してくれると思います。
もちろん、国家の運営に関わることなので短期間にあげた結果ばかり見るのではなく、十年、二十年という長期的な視野に基づいて評価しなければなりませんし、そもそも官僚や公務員にとっての「成果」とは何かを定義する必要があるなどと、いろいろと問題はあります。ですが、官僚の「成果主義」、一度やってみる価値はあるのではないでしょうか?どうだろうなぁ?
吉田隼人




