株式会社アンテレクト 代表取締役 藤井孝一
ビジネスパーソンの誰もが思い描く夢、それが「独立・起業」です。
そんな夢を後押しするかのように、テレビや雑誌で起業マインドを喚起するメッセージが日々発信されています。
しかし、独立・起業はそう簡単にうまくいくものではありません。
なぜか・・・?
まず認識してもらいたいのは、"独立・起業をすること"と"独立・起業をして食べていくこと"は違うからです。
この2つのことの間には大きな壁があります。
その壁とは「稼ぐ力」です。
この特集では、会社にいながら「稼ぎ力」を身につける"考え方"と"仕事のやり方"を、独立・起業のノウハウを述べたら日本一の経営コンサルタントの藤井孝一先生にインタビューしました。
「稼ぐ力」についての考え方と仕事のやり方を身につければ、会社にいても、会社から飛び出しても、自分の人生を自らコントロールすることへの自信とノウハウを得ることができるでしょう。
さぁ、自分の人生のシナリオは自分で描けるようになろう!
現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか?
社会人教育の仕事をしています。コンサルティングやセミナーを通して、社会人の方々に起業家精神(アントレプレナーシップ)を持ってもらえるような教育事業を行っています。
アンテレクトという社名は、私の造語で「アントレプレナーズ・インテレクト」の略。
「アントレプレナー(起業家)」と「インテレクト(知識・知見)」を組み合わせた言葉です。
このような仕事は独立する以前からなされていたのでしょうか?
教育とはいかないまでも、会社に勤めながら独立希望の人たちに、企業や税金に関して、個人的にアドバイスしていました。
仕事に関する勉強はご自身されていたのでしょうか?
サラリーマン時代から資格の勉強はしていて、中小企業診断士の資格をとりました。
最初はボランティアでコンサルティングをしていました。
藤井さんはどのようなサラリーマンだったのでしょうか?
皆、独立する人は特別だと思っているかもしれませんが、私もごく普通のサラリーマンでした。飲みにいって、上司の悪口を言ったり、同僚の噂話にあけくれていましたね。
そんな藤井さんがどうして独立しようと思ったのでしょうか?
危機感を持ったことですね。
私は、バブル入社組で同期がたくさんいたので、会社員としての自分の将来が描けなかったんです。
独立を意識し始めたのはいつくらいだったんでしょうか?
資格を取得したあたりだったような気がします。
最初は将来への保険代わりだったんですが、いざ資格をとってみると、この資格で独立できないか考え始めました。真剣になったのはそのあたりからですね。
入社の頃から、独立すると皆が言っていました。でも、ほとんどの人が夢レベル。私もそうだった。
けれども、資格をとったことで、その夢が具体的になったんです。
そのような最初の一歩があったからこそ、夢を見ることができたということでしょうか?
私の場合、資格取得でしたが、行動したというのが大きかったですね。
会社に勤めながらも、資格をとるために土日に学校に行き、仲間たちと会い、その中でいろいろな発見がありました。そして、資格取得後は社長さんたちにアドバイスを始め、また新しい気付きを得ることができました。
そういうことを繰り返しているうちに、だんだんと独立したいキモチが具体的になってきました。
独立に対するキモチが強くなったので、今の会社を立ち上げられたのでしょうか?
いや、紆余曲折がありました。
最初は、会社にいながらコンサルティングをはじめ、2年間ぐらいは2足のわらじを履いていました。そして、2年ほどで、本業と副業の収入が同じになり、会社にいる意味はないと思い、独立しました。
その後も、ひとりで働いていました。本を書いたり、セミナーを開いたり、ほとんどフリーランスのビジネスでした。
どうして組織にしてみようかなと思ったのでしょうか?
ひとりでできることもたくさんあるが、限界があります。やっぱり、仲間が欲しくなりました。