仕事がデキる人の“捨てる英語術”
TOEICテストがダメなあの人が、仕事で英語をバリバリ使える理由

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22. 文章を組み立てる能力の身につけ方

前回は、決まり文句を組み立てるための参考書を説明しました。では、文章を組み立てる能力を身につけるためにはどうすればいいのでしょうか?まず、最初のうちは、文章を組み立てる能力を無理して身につける必要はありません。なぜなら、ビジネス英語といえども、初心者が遭遇するようなシーンでは必要とされるフレーズの種類が決まっているため、決まり文句を覚えていれば事足りてしまうからです。ですから、この段階では、決まり文句を覚えることに専念しましょう。決まり文句を応用しながら使っていくうちに、文章を組み立てる能力が次第に身についてきます。

では、そのような決まり文句をマスターした後の段階である、コミュニケーション会話で必要とされる文章を組み立てる力を身につけるのはどうすればいいのでしょうか?実は、その一番手っ取り早い方法は、文章を書くことなのです。

確かに、スピーキングとライティングの間には、スピードと言う大きな違いがあります。そのため、文章を書いているだけでは、会話はうまくなりません。しかし、決まり文句をスピーディーに使いこなす能力を身につけることによってスピードの壁を越えてしまえば、後は文章を書く事がそのまま会話の上達につながってきます。

特に、文章を書くことによって、会話ではおろそかにされがちな文法事項をきちんとマスターする事が出来るようになります。また、日常会話では、避けてしまいがちな複雑な構文を使う機会も持つことが出来ます。そして、辞書を引きながら文章を書く事で、ボキャブラリーが自然に身に付くと言う効果もあります。ですから、基本的な決まり文句を一通り覚えた後は、文章を書くことによって会話力をつけていきましょう。

具体的には、前回紹介した『外資系でやっていける英語が身につく』(明日香出版社)に加えて、『外資系の英語ビジネスミーティング』『外資系の英語プレゼンテーション』といった本を読んで、各シーンでどのような英語が使われるかを学んだ上で、自分だったらどういうかを英語で書いてみるといいでしょう。この時は、当然自分の仕事のことを話題にしてかまいません。このときのコツは、あまり正確性にとらわれないことです。多少間違っていてもいいので、とにかく書いてしまいましょう。心配しなくても、勉強を続けているうちに、次第に正しい文章が欠けるようになります。

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プロフィール

井上大輔(いのうえ・だいすけ)

大学院時代に英語講師を始め、現在は日米英語学院やELSなどで、学生から社会人まで様々な層に英語を教える。大学院卒業後、語学を使った起業を志し、その際に仕事で英語を使うということについて真剣に向かい合うようになり、その結果従来の「英語はできればできるほどいい」という考え方に対するアンチテーゼとしての「捨てる英語術」を思いつく。現在は、大学院時代の専門であったフランス語の語学参考書の執筆にいそしみつつ、ビジネスマンが洋書を効率よく読めるようになるためのプログラムを考案中。

・早稲田大学英文学科卒業、早稲田大学文学研究科仏文修士
・資格 TOEIC 980
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