仕事がデキる人の“捨てる英語術”
TOEICテストがダメなあの人が、仕事で英語をバリバリ使える理由

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18. スピーキングとライティングの違い1

英語を勉強している日本人が一番苦手としていること、それはおそらくスピーキングだと思います。僕が教えている学校でも、スピーキングが苦手なので、最初のうちは日本人の先生と英語で話すことで少しずつ英語になれていき、そのあとでネイティブの先生と話したいと言う方も結構います。
また、TOEIC高得点の方でも、英語でプレゼンをするとなると不安を覚える方も多いと思います。
このように、日本人は全般的に英語のスピーキングがあまり得意ではありません。

では、なぜこのように多くの方がスピーキングで苦労しているのでしょうか?
それは、多くの方が、スピーキング能力を上達させるための明確な方法論を理解していないからです。ですから、今回はまず、「スピーキングとはどんなものなのか」を理論的に分析した上で、どうしたらスピーキングがうまくなれるのかを具体的にみていきたいと思います。

外国語の本を読んでいると、よくスピーキングがライティングに例えられている事があります。確かにライティングもスピーキングも、自分から文章をアウトプットするという点では共通しています。ですから、外国語の先生の中には、スピーキングがうまくなりたければライティングを練習すればいいという人がいます。

しかし、これは間違いです。冷静に考えれば、人を感動させる文章を書くプロである作家だからといって、必ずしもスピーチが得意なわけではないですし、また当意即妙の話術で人を笑わせるお笑い芸人の書いたエッセイが常に面白いというわけでもありません。ライティングとスピーキングの技術は、確かに重なり合う部分も大きいですが、必ずしもイコールではないのです。

では、ライティングとスピーキングの違いはどこにあるのでしょうか?実は、その差はスピードにあるのです。考えながら文章を作り出していく事ができるライティングと異なり、スピーキングの場合は話の流れを乱すことなく短期間のうちにスピーディーに文章を作り出していく能力が必要とされるのです。

そして、このスピードの特徴を理解する事こそが、スピーキング力向上の鍵になるのです。

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プロフィール

井上大輔(いのうえ・だいすけ)

大学院時代に英語講師を始め、現在は日米英語学院やELSなどで、学生から社会人まで様々な層に英語を教える。大学院卒業後、語学を使った起業を志し、その際に仕事で英語を使うということについて真剣に向かい合うようになり、その結果従来の「英語はできればできるほどいい」という考え方に対するアンチテーゼとしての「捨てる英語術」を思いつく。現在は、大学院時代の専門であったフランス語の語学参考書の執筆にいそしみつつ、ビジネスマンが洋書を効率よく読めるようになるためのプログラムを考案中。

・早稲田大学英文学科卒業、早稲田大学文学研究科仏文修士
・資格 TOEIC 980
『捨てる英語、拾う英語』
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