仕事がデキる人の“捨てる英語術”
TOEICテストがダメなあの人が、仕事で英語をバリバリ使える理由

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14. アウトプットの勧め実践編2

ここ数回、アウトプットの練習をするための勉強法として、日記をつけることを薦めてきたのですが、読んでいる方の中には「自分一人でアウトプットをすることによって、間違った英語を身につけてしまう可能性はないのですか?」という質問を受けました。なので、今回は、この質問にお答えしようと思います。

結論から言うと、確かに日記をつけてると、時には間違った英語を身につけてしまうことはあります。しかし、定期的にインプットを行うようにしていけば、そのような間違った英語を間違った英語として意識できるようになるので、結果としては正しい英語を身につけることが出来ます。

たとえば、これはフランス語の例ですが、僕は昔犬が好きといいたいときに、英語のI like dogs.という表現から推測して、J'aime des chiens.という不定冠詞を使ってました。しかし、実はフランス語では、こういうときは不定冠詞を使わず、定冠詞でJ'aime les chiens.といいます。ですから、そういう意味では、当時の僕は文章を書くことでわざわざ間違ったフランス語を身につけてたわけです。

しかし、その後、フランス語の文法書を読んだりする過程で、その間違いに気づき直すことが出来ました。ですから、一度間違ったフランス語を書いたりしても、インプットを続けて行っていれば、そのうちその間違いに気づけるようになるのです。

そして、ここで大切なのが、アウトプットをしないと、そもそも自分が間違っているということに気づかないということです。これはやってみるとわかるのですが、アウトプットをするようになると、文法を能動的に使うようになるので、自然に文法や表現に目が行くようになります。そのため、インプットをする際にも、この表現は使えるなという考えで見るようになります。そうすると、自分が使ってる表現との違いに気づき、そのミスを修正していくので、次第にネイティブっぽい表現が出来るようになるのです。

それに対して、アウトプットをしない場合は、いつまでたっても受動的なインプットに終わってしまうので、結局しっかりした知識が身につきません。そのため、どれだけインプットをしても、結局なかなか英語が使えるようにならないのです。

以上のことからわかるように、間違った表現というのは、必ずしも正しい表現と正反対というわけではありません。むしろ、間違った表現は、最終的に正しい表現を身につけるための一過程、と間違いを恐れないようにしていきましょう。

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プロフィール

井上大輔(いのうえ・だいすけ)

大学院時代に英語講師を始め、現在は日米英語学院やELSなどで、学生から社会人まで様々な層に英語を教える。大学院卒業後、語学を使った起業を志し、その際に仕事で英語を使うということについて真剣に向かい合うようになり、その結果従来の「英語はできればできるほどいい」という考え方に対するアンチテーゼとしての「捨てる英語術」を思いつく。現在は、大学院時代の専門であったフランス語の語学参考書の執筆にいそしみつつ、ビジネスマンが洋書を効率よく読めるようになるためのプログラムを考案中。

・早稲田大学英文学科卒業、早稲田大学文学研究科仏文修士
・資格 TOEIC 980
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