仕事がデキる人の“捨てる英語術”
TOEICテストがダメなあの人が、仕事で英語をバリバリ使える理由

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12.積極的なアウトプットの必要性

突然ですが、このブログを読んでる皆さんはTOEFLを知ってますか?TOEFLとは、アメリカに留学する学生の英語力を測定するためのテストです。もともとは、リスニング・グラマー・リーディングの3部門から構成されていたのですが、現在ではグラマーがなくなり、かわりにライティングとスピーキングが追加されています。

皆さんご存知のように、日本人の場合一般的にグラマーは得意ですが、ライティングとスピーキングといったアウトプットは非常に苦手にしています。そのため、新しいTOEFLはかなり日本人泣かせの試験となっています。

ところが、以前読んだTOEFLの入門者向けの参考書によると、TOEFLの平均点を世界的に見るとリーディングとリスニングのセクションよりライティングとスピーキングの平均点が高い国というのが結構あるそうです。

著者の分析によると、リーディングとリスニングでは自分のレベルを超えた英語と付き合わなければならないのに対し、ライティングとスピーキングでは、自分の英語力だけで十分対応できるから、アウトプットになれていればこういう結果も十分ありうるとの事でした。

この本を読んだときは、正直かなりの衝撃を受けました。僕自身日本で教育を受けたこともあって、ライティングとスピーキングの点数はリーディングとリスニングで取った点数の8割ぐらいになると思い込んでいたからです。

日本で勉強してると、まずインプットありきで、アウトプットはそのあとだという考え方になりがちです。たしかに、インプットは語学を習得する上で大切です。なぜかというと、インプットをすることによって、言葉の感覚が研ぎ澄まされるからです。

しかし、一方でインプットには、なんとなくですんでしまうという欠点があるのも事実です。例えば、何千回とみたことがあるはずの単語でも、いざ自分で書いてみると綴りがわからなくなってしまうという経験をした事がある方はかなり多いと思います。

文法にしても、知識としては知っていても、書いてみると書けないということはかなり多いと思います。例えば、僕は今TOEFLのライティングの授業を担当しているのですが、授業で書いてもらった答案の添削をしていると、かなりレベルの高い生徒でも3単現のSが正しく使えないのがわかります。

これは、インプットの場合、ある程度まで覚えていればあとは文脈によって解決できるのに対し、アウトプットの場合は体で覚えていないと正しく使うことができないからです。ですから、自分がインプットで覚えた表現を十分に使えるようになるためにも、日ごろから意識してアウトプットをするようにしましょう。

また、これは別の角度から見ると、アウトプットを行うことによって、インプットした内容がより効率的に見につくということでもあります。例えば、文法に関しても単に授業で習ってそれで終わりとするのではなく、ライティングやスピーキングと言ったアウトプットで使うことによって、より強固に見につけることが出来ます。ですから、勉強した内容の理解度を上げるためにも、アウトプットを積極的にするようにしましょう。

その詳しい方法論は、次回に書きたいと思います。

今回のまとめ
理解度を上げるためにも、積極的にアウトプットを行おう

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プロフィール

井上大輔(いのうえ・だいすけ)

大学院時代に英語講師を始め、現在は日米英語学院やELSなどで、学生から社会人まで様々な層に英語を教える。大学院卒業後、語学を使った起業を志し、その際に仕事で英語を使うということについて真剣に向かい合うようになり、その結果従来の「英語はできればできるほどいい」という考え方に対するアンチテーゼとしての「捨てる英語術」を思いつく。現在は、大学院時代の専門であったフランス語の語学参考書の執筆にいそしみつつ、ビジネスマンが洋書を効率よく読めるようになるためのプログラムを考案中。

・早稲田大学英文学科卒業、早稲田大学文学研究科仏文修士
・資格 TOEIC 980
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