仕事がデキる人の“捨てる英語術”
TOEICテストがダメなあの人が、仕事で英語をバリバリ使える理由

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1. “捨てる”英語術とは何か?


皆さん、はじめまして。井上大輔です。今回からこの「仕事がデキる人の“捨てる”英語術」で、どうすれば実際に仕事で使える英語が身につけられるかということについて、記事を書いていくことになりました。これからよろしくお願いします。

第1回目である今回は、タイトルでもある“捨てる”英語術とは何かということについて考えていきたいと思います。さて、突然ですが、社会人の方が英語を勉強する上で一番大切なことが何かわかりますか? ちょっと考えてみてください。

通常このような質問をすると、「時間」・「やる気」・「努力」・「お金」といった答えが返ってきます。確かにこれらの要素は、英語を身につけるうえで必要なのですが、しかし社会人の方が英語を勉強する際にはこれらの要素よりも大切なことがあります。それは、「自分が必要とする英語力をきちんと定義する」ことです。

では、なぜ「自分が必要とする英語力をきちんと定義する」ことが、英語を勉強する上では必要不可欠なのでしょうか。それは、本来仕事がデキる人になるため等の「手段」であるはずの英語力が、自分が必要とする英語力をきちんと定義しないまま勉強を始めると、勉強して英語力を高めること自体が「目的」になってしまうという逆転現象が起こるからです。

もちろん、英語力を高めること自体は悪いことではありません。英語力を高めることによって、さまざまな可能性が広がっていくのも事実です。しかし、一方で、英語力を高めるための勉強には、時間やお金といった様々なコストがかかるのを忘れてはいけません。

勉強するのが仕事の学生であれば、勉強にかかるコストについては無視してかまわないのですが、仕事をするのが本分の社会人の場合そうもいきません。社会人の場合、勉強にかかったコストが、そこから得られた利益を上回るのであれば、その勉強は無駄だったということになってしまいます。

そのように勉強に関する投資を無駄にしないためにも、英語の勉強を始める前に、自分が本当に必要とする英語力はどういうものなのかというのをきちんと定義しなければなりません。そして、そのために必要なのが、「捨てる」という考え方です。

すべてのことを闇雲に勉強するのではなく、自分にとって何が必要かをきちんと見極め、それ以外のことは「捨ててしまう」という姿勢、ビジネスマンが限られた時間の中で仕事で使える英語を身につけるためにはこのように割り切れるかどうかが鍵になるのです。

仕事で必要な英語を効率よく身につけるためにも、まずは自分にとってどういう能力が必要なのかということをきちんとチェックし、その上で「必要のないものは捨てる」という考え方を身につけるようにしましょう。

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プロフィール

井上大輔(いのうえ・だいすけ)

大学院時代に英語講師を始め、現在は日米英語学院やELSなどで、学生から社会人まで様々な層に英語を教える。大学院卒業後、語学を使った起業を志し、その際に仕事で英語を使うということについて真剣に向かい合うようになり、その結果従来の「英語はできればできるほどいい」という考え方に対するアンチテーゼとしての「捨てる英語術」を思いつく。現在は、大学院時代の専門であったフランス語の語学参考書の執筆にいそしみつつ、ビジネスマンが洋書を効率よく読めるようになるためのプログラムを考案中。

・早稲田大学英文学科卒業、早稲田大学文学研究科仏文修士
・資格 TOEIC 980
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