ICAN

今年のノーベル平和賞に、核兵器の廃絶を目標に活動する「ICAN」が選ばれたよ。いったいどんな団体なのかな?

「ICAN」は2007年にオーストラリアで発足した国際NGOネットワークのことで、日本語では「核兵器廃絶キャンペーン」というんだ。世界の100カ国を超える約470団体から構成される連合体で日本からは「ピースボート」などが参加しているんだって。
今回なぜ「ICAN」がノーベル平和賞に選ばれたかというと、今年7月の「核兵器禁止条約」の採択に貢献したからといわれているんだ。条約制定という目標を達成した「ICAN」は今後も条約の発効のため50カ国の批准を実現させるための活動を続けていくみたいだよ。また、この条約の前文には「Hibakusha(被爆者)」について言及した一文が載っていたり、「ICAN」が行った条約制定までの活動に日本の被爆者が大きく貢献したといわれているんだ。
そんな日本との関わりも深い「ICAN」だけど、日本が「核兵器禁止条約」に加盟しないことを批判し、条約への批准・署名を求めているよ。しかし現在の日本政府は緊迫する北朝鮮情勢などをうけて、アメリカなどの核保有国とも協力して防衛力を高めようとしているので、「核兵器禁止条約」への批准はまだまだ先になるとも言われているんだ。
今度の総選挙の前に、各党が核にまつわる条約などに対してどのような立場を取ろうとしているのか確認してみるのもいいかもしれないね。

詳しくはコチラ→[「皆でノーベル賞取った」=被爆者や川崎さんら喜び-ICAN受賞で報告会]

ニューツーリズム

 「ニューツーリズム」ってみんなは聞いたことあるかな?一体どんなものなんだろう?

 「ニューツーリズム」とは、地域の暮らしや文化を体験できるツアーのこと。このツアーを通して、地域本来の魅力を知ってもらうねらいがあるんだって。
 この「ニューツーリズム」の代表例として上げられるのが、阿智村だよ。阿智村は、環境省が認定した日本一キレイな星空が見られる村なんだって。そこで村を観光地化するのではなく、村の暮らしを体験しながら、美しい星空を見ることができる「日本一の星空ツアー」というものを企画したんだ。日本一美しい星をみるツアーなんて、ちょっとおしゃれだよね。さらに、この企画は村の人たちにとっても素晴らしい企画なんだ。なぜなら、星を見るのは夜なので、必ず宿泊しなければならない。その点を利用し、滞在している間に、村の人手作りの郷土料理や、村の温泉を体験してもらうことができるからだ。
 このように「ニューツーリズム」は、地域を観光地化するのではなく、地域の人と密着してその土地の魅力を感じることができるツアーなんだね。
 2020年のオリンピックに向けて、きっと外国からの観光客もますます増えてくるよね。このような地域密着型のツアーが増えると、日本の魅力をより深く知ってもらえる、いい機会になるかもしれないね。

詳しくはコチラ→[ニューツーリズムの振興 ]

写ルンです

ここ最近、レンズ付きフィルム「写ルンです」が若い女性を中心に流行しているみたいだよ。発売開始から30年以上経ったいま、なぜ人気が再燃しているのかな?

「写ルンです」は1986年に富士フイルムが販売開始した「レンズ付きフィルム」で、名前を聞くと「昔懐かしいインスタントカメラ」と思う人が多いんじゃないかな。90年台後半の流行のピーク以降、使う人が減少していたんだけど、ここ最近の「カメラ女子」の増加の影響も受けてまた注目され始めているんだ。
「写ルンです」を使ったことがある人はどんな写真が撮れるか覚えているかな? フィルムカメラ独特の暗さや、現像するまでどんな写真が撮れたか分からないアナログさがあるよね。それがいま「レトロな雰囲気でオシャレ」と若者を中心に人気になっているんだ。
昔はカメラ屋さんで現像するだけのイメージだったけど、データ化するサービスが10年ほど前から始まっていて、それを利用してネット上に「写ルンです」で撮った写真を載せる人が増えているんだ。若い女性の中には、SNSに投稿する前に画像加工アプリを何個も使用する人が多く、それは「いいね」がたくさんくる写真を載せたい! という気持ちからみたいだよ。そんな若い女性の要望とマッチし、SNSの拡散作用もあって「写ルンです」の再ブームが起きたのかもしれないね。
発売から30年以上経ち、再ブーム中の「写ルンです」のようにこれから人気が再燃しそうなアナログ商品は他に何があるかな? まだまだ注目していきたいね!

詳しくはコチラ→[「写ルンです」ひそかにブーム再燃 20代女子に人気のナゼ]

カズオ・イシグロ

今年のノーベル文学賞に、世界的ベストセラー作家である「カズオ・イシグロ」さんが選ばれたんだって。彼は一体どんな人なんだろう?

 「カズオ・イシグロ」さんは、長崎県生まれの日系イギリス人で、「日の名残り」という作品でイギリス最高の文学賞であるブッカー賞をとった世界的に人気の作家なんだ。5歳まで日本に住み、その後イギリスに移住した。イシグロさんは、日本語は話せないものの、5歳まで母親の日本語を聞いていた影響で、女性の日本語は理解することができるんだって。なんだかちょっとお茶目だよね。
 イシグロさんが幼少期をすごした日本の影響は、彼の作品にも影響しているんだって。デビューしたとき、イシグロさんは既にイギリスに国籍を移していたけれど、彼のデビュー作「遠い山なものひかり」は戦後の長崎が舞台になっているんだよ。また、「私を離さないで」は、舞台化、テレビドラマ化するなど、日本でも親しまれる作品のひとつだよね。この作品は、臓器提供のため育てられた若者たちのはかない命の物語なのだけれど、イシグロさんはそのはかなさに日本的な意識が流れているのだと感じたんだそう。
 こんなにも日本に親しみや関わりがある「カズオ・イシグロ」さんがノーベル文学賞に選ばれたなんて、日本人にとってはうれしい限りだよね。彼の今後の作品にも期待が膨らむね。


詳しくはコチラ→[ノーベル文学賞にカズオ・イシグロ氏 英国の小説家]

VR擬似旅行

最近、大手旅行会社が、VR(ヴァーチャル・リアリティ)技術を活用して、海外などに疑似的に旅行をする気分を味わう「擬似旅行」の提供に力を入れているんだ。どうして、実際の旅行を提供する旅行会社が、擬似旅行に注目するのだろう?

旅行会社は、旅行を検討する人にVRでの映像で疑似体験をしてもらって、その旅行先の魅力を伝えたり、ホテルや客室を紹介したりするために、以前から導入を進めていたよ。そんな中で、大手旅行会社の近畿日本ツーリストが、VRを用いた擬似旅行の事業化を目指しているんだ。既に今年6月に、福島県の老人ホームで、40キロ離れた花火大会会場からの映像を、VR映像として流して、入居者の方に臨場感を体験してもらう試みが行われたんだ。これから、より遠くから映像を届けることができるように、そしてより綺麗な映像を提供できるように、改良を加えていく予定なんだって。VRによる擬似旅行は、旅行に行きたくても行けない、身体の不自由な人たちにとって、身体に負担をかけずに旅行の気分を味わうことができる、まったく新しい旅行のあり方になるかもしれないね。
しかし、VRでの擬似旅行が普及していくと、擬似旅行で満足して、実際の旅行に行く人が減少してしまう可能性があるんだ。旅行会社にとって、VR技術を用いた擬似旅行は、まさに諸刃の剣。ますます進む社会のIT化と旅行業界が、どのように関係しながら発展するのか、注目していきたいね。


詳しくはコチラ→[VR「疑似旅行」体験したら本物行かなくなるかもしれないのにHISや 近ツーが熱心なワケ]

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