ICAN

今年のノーベル平和賞に、核兵器の廃絶を目標に活動する「ICAN」が選ばれたよ。いったいどんな団体なのかな?

「ICAN」は2007年にオーストラリアで発足した国際NGOネットワークのことで、日本語では「核兵器廃絶キャンペーン」というんだ。世界の100カ国を超える約470団体から構成される連合体で日本からは「ピースボート」などが参加しているんだって。
今回なぜ「ICAN」がノーベル平和賞に選ばれたかというと、今年7月の「核兵器禁止条約」の採択に貢献したからといわれているんだ。条約制定という目標を達成した「ICAN」は今後も条約の発効のため50カ国の批准を実現させるための活動を続けていくみたいだよ。また、この条約の前文には「Hibakusha(被爆者)」について言及した一文が載っていたり、「ICAN」が行った条約制定までの活動に日本の被爆者が大きく貢献したといわれているんだ。
そんな日本との関わりも深い「ICAN」だけど、日本が「核兵器禁止条約」に加盟しないことを批判し、条約への批准・署名を求めているよ。しかし現在の日本政府は緊迫する北朝鮮情勢などをうけて、アメリカなどの核保有国とも協力して防衛力を高めようとしているので、「核兵器禁止条約」への批准はまだまだ先になるとも言われているんだ。
今度の総選挙の前に、各党が核にまつわる条約などに対してどのような立場を取ろうとしているのか確認してみるのもいいかもしれないね。

詳しくはコチラ→[「皆でノーベル賞取った」=被爆者や川崎さんら喜び-ICAN受賞で報告会]

カッシーニ

NASAが20年前に飛ばした土星探査機「カッシーニ」が、探査任務を終えた として、日本時間の9月15日、土星に突入し、消滅したんだ。土星探査を行っ ていたのは、約13年間。この13年間で、どんな成果をもたらしたんだろう?

カッシーニは、NASAや欧州宇宙機関など、17カ国の協力によって開発され た探査機。土星の軌道を回り、土星表面やその周辺の観測データを地球に送り 続けていたんだ。13年間で地球に届けた写真データは、およそ45万枚。さら に、消滅する瞬間でさえも、土星突入の瞬間を地球に送信していたんだって。
20年前、土星は未知の惑星で、その表面や周辺で何が起こっているのか、 予測するしかなかった。けれど、カッシーニがさまざまなデータを送ってく れていたおかげで、土星の輪は止まっておらず、活動的に変動しているこ と、衛生タイタンには湖や海があることなどが判明したんだ。カッシーニか らのデータを活用した研究は2014年の時点で既に3,000を超えて、宇宙開 発の進歩に多大な成果をもたらしたんだ。
20年前、現在に比べてまだまだ発展途上だった宇宙開発。カッシーニは、 当初の計画では突入までを視野に入れて開発をされていなかったんだ。しか し、技術者達が試行錯誤を繰り返し、可能な限り機器の保護に力を努めた結 果、カッシーニの機体は最後の突入の観測までもちこたえたんだ。技術者の知 恵と工夫、そしてカッシーニが残したデータが、これからの宇宙開発の発展に役立ってほしいね。

詳しくはコチラ→[さらば、土星探査機「カッシーニ」──研究者が語る、その「最期」と活躍の軌跡]

ダークネット

最近ニュースで耳にする「ダークネット」、どんなところがダークなのかな。日本企業も狙われるらしいけど、どういう対策が行われているんだろう?

ダークネットと呼ばれるサイトの特徴は、通常の検索サイトではヒットしないことなんだ。というのも、ダークネットのアドレスには通常のサイトにある「http」「www」が使われないからなんだって。特定のソフトや専用のパスワードがないと閲覧・書き込みが出来ないことから、現在では世界中の犯罪者の温床になっていると言われているよ。 そんなダークネットに掲載されている情報はさまざまで、盗まれた個人情報をはじめとしてハッキングウイルスや武器、麻薬の販売に関わる情報までもが掲載されているんだ。日本に関する情報だと、パスポートや信頼性の高い日本のクレジットカード、ATMの設計図までもが偽造・販売されているらしいよ。また、2020年の東京オリンピックに向けてダークネットに対する危機感がまだ低い日本企業を狙ったサイバー攻撃が増加するとも言われていて、今から対策を急がなければならない状況なんだ。NTTグループが海外の情報セキュリティー会社と提携して民間向けのダークネット対策サービスを行っているから、利用する会社が少しずつ増えているみたいだよ。
現在もなお増え続け、その数は1万を越すといわれているダークネット。情報を守るだけではなく、ダークネットそのものを無くしていく対策も今後必要になるかもしれないね。

詳しくはコチラ→[「ダークネット」とは 東京五輪に向け対策に需要も]

Happy 8

最近、日本でも海外にならって働き方改革について議論されることが増えてきたよね。プレミアムフライデーや週休3日制などいろいろ試されているけど、アジア圏の他の国はどんな働き方改革をしているんだろう?

Happy8とはタイで行われている働き方改革、「HWP(Happy Workplace Program)」における8つのコンセプトのことだよ。その8つとは「Happy Body」「Happy Relax」「Happy Heart」「Happy Soul」「Happy Brain」「Happy Money」「Happy Family」「Happy Society」なんだけど、こんなに「Happy」という単語をたくさん使うのは幸福感が人間の心身の健康に影響を与えるという考え方からなんだよ。2003年に開発されてから、今ではこれを4000以上のタイ企業が導入して成果をあげているんだって。Happy8への取り組み方は企業によってさまざまで、社内にジムやアミューズメント施設、図書館のような社外で提供されているサービスが受けられる施設を設けたり、社員全員で近隣の清掃活動を行うイベントを行うこともあるんだよ。他にも、社員の家族に向けても保育所を設けたりサマーキャンプを行ったりする企業もあるんだって。このようなコミュニティープレイスで上司や部下と過ごすことで、家族のような感覚が強くなって離職率の低下につながるんだね。
日本では職場とプライベート空間を分けるという議論がメジャーで、実際にプレミアムフライデーのような働き方改革が試されているけど、長時間労働を規制することだけではなく居心地が良く自由度の高い職場をつくることも大事なのかもしれないね。

詳しくはコチラ→[タイの働き方改革「Happy 8」に日本が学ぶべきものとは?]

ドローン・ショー

最近、さまざまな分野でドローンの活躍が目立ってきたよね。夏の夜といえば花火が定番だけど、それに代わるドローンを使ったショーが注目を集めているよ。いったいどんなものなんだろう?

ドローン・ショーでは、イベント用に特別にLEDライトを装備したドローンが使用され、夜空でさまざまな色の光を表現できるんだって。観客への安全性も考慮されていて、通常のものよりはるかに軽量なんだよ。このドローンを使って、音楽にあわせて動く立体的な模様やアニメーションを夜空に表現できるんだ。
このドローン・ショー、風が最大の敵で、開催にかかる費用も花火よりやや高額みたいだけど、天気の良い穏やかな日には場所や季節を問わず、迫力たっぷりの幻想的な空間を味わえるのが魅力だよ。夏の風物詩の花火や、夜の定番となったプロジェクション・マッピングに代わる、新たなショーの形が楽しめそうだね。
実は、ドローン・ショーは海外ではすでに多くの国で何度も開催されているんだって。ディズニー・ワールド・リゾートやミュージシャンのコンサートの演出でも使われているよ。手もとの端末で一人で操縦できる手軽さと、技術を駆使した機動的でダイナミックな表現が、活躍している理由みたい。日本では、7月22日から8月5日までのおよそ2週間にわたって、長崎ハウステンボスで始めてドローン・ショーが開催されたんだ。これからは日本でももっと見られるようになるかもしれないね!

詳しくはコチラ→【ハウステンボス、300機のドローンが飛び交うインテルの「ドローン・ラ  イトショー」を7月22日から開催】

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